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亜急性甲状腺炎

首の甲状軟骨(のどぼとけ)の下にある甲状腺が、ウイルスにより炎症を起こす病気です。発病する前にかぜの症状やのどの痛みなどの上気道炎を起こしていることが多いです。また、夏に発病しやすいとも言われています。いわゆる甲状腺がかぜをひいた状態と言ってもいいでしょう。

亜急性甲状腺炎の症状

首の下側(甲状腺のある部分)の痛みです。非常に強い痛みのこともあります。甲状腺は首の右と左に広がって存在しますが、その痛みが右側になったり、左側になったりと移動することが特徴です。発熱はほとんどみられませんが、痛みが強くて、食べ物がのどを通らないこともあります。息ができなくなるようなことはありません。
また、血中の甲状腺ホルモンが最初は増えますので、バセドウ病と同じように、胸がどきどきする、汗をよくかく、体重が減る、いらいらするなどの症状もみられます。

亜急性甲状腺炎の診断

血液検査と甲状腺エコーで行います。血液検査では、甲状腺ホルモンである遊離型T3、T4の上昇と甲状腺刺激ホルモン(TSH)の低下がみられますが、バセドウ病や橋本病のような抗甲状腺抗体である甲状腺刺激ホルモン(TSH)受容体抗体(TRAb)、抗サイログロブリン抗体、抗TPO抗体はみられません。
しかし、この病気では、血沈、CRPなどの炎症反応が陽性になることが特徴です。ウイルスが原因の病気ですので、白血球はあまり増えません。甲状腺エコーでは、痛みのある部分が黒く不規則に映ります。これを低エコー領域と呼びます。これらの検査の異常は、病気が治ると正常に戻ります。

亜急性甲状腺炎の治療

病状が軽い場合には、鎮痛剤で治ることもありますが、特効薬はステロイドホルモンの内服です。最初は多い量(プレドニゾロンで20mg程度)を内服しますが、血液検査にて甲状腺ホルモンの量や炎症反応の状態をみて、徐々に内服量を減らしていきます。
だいたい2か月間ほど内服すれば完全に治ります。甲状腺エコーでも、低エコー領域は消失します。また再発はほとんどありません。甲状腺の病気は、完全に治る病気はあまりありませんが、この病気は数少ない治る病気です。

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院長プロフィール

久米 充芳
久米 充芳

経歴

  • 1997年 名古屋大学医学部卒業
  • 2008年 岡崎市民病院呼吸器内科:部長として勤務など

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